ザ・ファブル漫画版聖地巡礼──リアル太平市を巡る──
どうも皆さんこんにちは──。
突然ですが、ヤンマガにて南勝久さんの漫画『ザ・ファブル』が約1年8ヶ月振りに連載再開しましたね!
あ──。あの男が再び「太平市」に帰ってきたみたいや──。
というわけで前回は「ナニワトモアレ」の聖地巡礼をやりましたので、今回は原作版「ファブル」の聖地巡礼をやっていきたいと思います!!
──追記──
待望の第二部である「ザ・ファブル The second contact」の聖地巡礼も行いました!!
リアル太平市の様子をもっとご覧になりたい方は是非お読みください!!
そして何と…この記事公開後の21年11月に公式ガイドブック「ザ・ファブル 完全殺さないマニュアル 第一部公式コミックガイド」が発売されました!
公式ならではの聖地巡礼シーンも掲載されているので、ファブルの世界をより深く掘り下げたい方はぜひ一度ご覧ください!
さらにさらに…22年6月18日には、ABCテレビ『勝手に!漫画アワード』内にてファブルの特集が放送されました!!
お好み焼き屋「ちっち」や「バリアン・バー」のマスター達も登場し、詳しく取材されているのでコチラも是非ご覧ください!!
ザ・ファブルの舞台はどこ──?
ファブルの物語は、アキラとヨウコが東京から大阪に引っ越してくる場面からスタートします。
大阪にやって来た序盤では、通天閣のある新世界など大阪市内の様子が描かれていますが、真黒組が牛耳る架空の町「太平市」は実際にはもっと別の場所に存在するのでした…。
因みに前作ナニワトモアレでは、南勝久さんの出身地である大阪府・岸和田市を中心に、堺・高石・泉大津・和泉・貝塚・泉佐野辺りの泉州地域を舞台に物語が描かれていました。
南さんの漫画の特徴は、登場する場面が地名は違えどほぼ全て実在する場所という点なんです。
今回のファブルで登場する「太平市」もまたモデルがモロ岸和田となっており、市内で実在する場所が多数登場しています。
私も泉州出身ですが太平市在住では無いので、地元民ならではの細かい建物や路地等までは分からない場所もありますが、判明出来た範囲で巡礼してきました!
地元民からすると親近感が湧いて──これがまたオモロいんや───。
登場する巻・話数も記載していますので、是非とも原作を片手にリアル太平市を巡る聖地巡礼の様子をお楽しみください!
ホナ早速~~行こか───。
アキラとヨウコの家(マグロ住宅)──岸和田市
コミック1巻4話以降で登場。
マグロ住宅(のモデル)も実在していました!!
自力での発見には至りませんでしたが、コメント欄にて教えて頂きました。(”ファブルファン"さんありがとうございますm(_ _"m))
手前はガレージにハコスカ(レクサス)が停まるアキラ側。奥が「例えばテーブルの銃――いいのそこで――?」のシーンでも有名なヨウコ側ですね。
アキラサイドにはサンマを焼いたり…クロちゃんと手合わせをしたりした「屋上」もきちんとありますね。
いやはやホントに漫画そのまますぎて、今にも佐藤兄弟が出てきそうです…。
アキラがムエタイ男達に絡まれた場所──岸和田天神宮前
コミック1巻7・8話等で登場。
太平市にやって来たアキラ達が、高橋率いるチンピラムエタイ二人組に絡まれた場面は岸和田駅を出てすぐの岸和田天神宮前です。
漫画では植込み辺りに高橋の乗るekワゴンが停まっていましたね。
そしてこの後ろに見える建物が、数々のテキーラ大戦を制し、「ペ・ダイヨチャ」という呼び名の生まれたヨウコのお気に入りのバー(原作ではバッファロー)であるBALIHAN・BAR(バリアン・バー)が実際にあります。
先程の『勝手に!漫画アワード』動画後半にて「救急車やろ──!!」でお馴染みのオーナーさんが登場していますw
どうやらマスターは南さんと「なにとも」時代からの付き合いで、南さんに「ファブルのときは使わせていただけますか?」と頼まれて登場することになったみたいですね!!
実写版映画の監督江口カンさんが、打ち合わせに南さんのオフィスのある岸和田を訪れた際にもこのバーに行ったそうで、記事の中では「マスター、同じ顔ですし」と語っています笑
アキラとヨウコがペットを買いに行ったホムセン──コーナン 泉北2号小代店
2巻10話で登場。
コーナン→ローナン…さらに映画版ではドーナンに変化していますw
ローナンは太平市内にも数店舗ありますが、何故かアキラとヨウコは町から離れた堺にある店舗に行った模様です。
そして店内には何と南さんのサインと、この店が原作に登場しているとのメッセージが!!
「19万円なりぃ~」の店長さん。実在するそうですw
漫画を書く際にきっと取材したんでしょうね〜。
この鮮やかなインコ、映画版にて岡田君の頭に乗ってたカシラと同じ鳥種みたいや──。
後に5巻51話でも、ナイトホークのバレル作りの材料を買うために再登場します。
いやはやホントにそのうちアキラが出てきそうですw
アキラがムエタイ男達を撒いた橋──大津川・楯並橋(たてなみばし)
コミック2巻11・12話等で登場。
ムエタイ男から逃げるアキラは、この街灯辺りから軽々と飛び降ります。
実際でもかなりの高さがあり、降りようもんならクロちゃんのようにマジで骨折しますねw
そして小代のローナンからこの「楯並橋」までは、リアルに走ると10kmもあるのでアキラの運動能力の高さが伺えます😂
アキラと若頭が飲みに行った鉄板焼き屋──お好み焼き 鉄板焼き ちっち
2巻18話や15巻158話等で登場。
カシラ御用達の鉄板料理屋みたいですね。しかし皮肉にも浜田組長に毒を盛られた現場ともなってしまいました。
ちっちのメインはお好み焼きで、生麵を使った焼きそばも人気みたいです!
食べログの写真を見てたらめっちゃお腹空いてきます😋
こちらも『勝手に!漫画アワード』動画前半にて、漫画そのままな店長さんが取材されています!!
店内も漫画そのままなので、アキラみたいにステーキを食べて「あっつ!!!」実際に再現出来るそうです笑
若頭が入院した病院──岸和田徳洲会病院
3巻22話や4巻32話以降にて登場。
初登場はクロちゃんがたてなみばしから飛び降り足を骨折したシーンにて。
実際の市民病院は別の場所にありますが、後述するアキラが凧揚げをしていた中央公園裏の徳洲会を「太平市民病院」としたようですね。
アキラがクリスマスに配達していた場所──JR東岸和田駅
13巻136話にて登場。
クリスマスの駅前にてビラ配りをするサンタコスを眺めアキラは
「ブラジルサンゴヘビ──…」
と一言────。
アキラが凧揚げをした公園──岸和田中央公園
14巻149話で登場。
正月=凧揚げ。というワケで大晦日にアキラが凧揚げをしたグラウンドですね。
ナニトモでも出てきた中央公園が再登場。筆者が行った時もグラウンドには人っ子一人おらずまさに漫画通りの光景!
それにしても立派なグラウンドですね~。
余談ですが中央公園には流れるプールもあったりします。昔はよく遊びに来ましたが、残念ながら今年も「例のウイルス」のお陰で営業中止のようでした…。
ヨウコが電車から降りた駅──南海岸和田駅
15巻154話で登場。
痴漢の犯人捜索を終えたヨウコは、メインの中央口ではなく和歌山側の南口から降りています。
その後、街を偵察する山岡に遭遇…。
ここも南口を出たすぐそこの場所になります。
山岡達の拠点倉庫──岸和田市
16巻167話以降にて登場。
ここの倉庫もマジで存在しちゃいます。
南さんの漫画はこうして元ネタを探すのもまた楽しいんですよね笑
元々は水野がどんちゃん騒ぎする為の倉庫だったのを山岡が乗っ取った模様。
公式ガイドブックにて記載がありますが、中には実際にフェアレディZやビリヤード台やらが置かれているようです!
山岡達がマツを解放した場所…かごの屋岸和田店裏
18巻187話にて登場。
ユーカリとスズムシがミサキを拐いに行くついでに、役目を終えたマツを自由の身へと解放します。
もうあの倉庫には戻りたく無いマツですが……。
この先のどこかのマンションにマツの隠れ家があるみたいですね。
ユーカリ達がミサキとアキラを誘拐した公園──今池公園
18巻187~188話等にて登場。
マツを解放した後、スズムシを囮にミサキとアキラを誘拐したのはここ「今池公園」です。
\ここはあぶない!!/の文字もしっかりありますた。
偶然にも向かいの駐車場には、誘拐する際に使用していたマツの?黒いホンダ・バモスが!!
今池公園は武装した貝沼くんがアキラを襲おうとしたり、ヒナコが鉄棒を使って立ち上がるリハビリをしていたりと多数登場します。(9巻96話や10巻98・100・106話)
その理由はアキラがオクトパスへ出勤する際に必ず通るからみたいですね。
逃げる山岡とカーチェイスした場所──国道26号 府立和泉高校東交差点
19巻198話にて登場。
「太平市にいい物件」と描かれていたのは奥の看板。
今は変わってますが数年前までは漫画と同じデザインでした。
倉庫からフェアレディZで逃げる山岡を、RC-Fに乗ったアキラとアザミが追いかけます。
2台はこのまま臨海方面へと走り、最終的には港(岸和田港?)へと向かいます。
この場所は先程紹介した「ちっち」の丁度反対側になります。
因みに漫画内でも現実の地理に沿って国道26号が再現されており…
山岡が運転するシーンでAOKI サイズマックス岸和田店(漫画ではBig Max)が登場して、そのまま和歌山方面へと進んでいき…
ジョーシン岸和田店前の高架を側道へと進み…
先ほどの交差点を強引に右折して…
和泉高校の前を走り抜けて行きます。(むか新の看板が漫画内でもちょっと見えます)
砂川が経営するラブホテル──泉大津市
20巻207話で登場。
遺体となった砂川に別れを告げた山岡はホテルを後にし、水野が運転するバンへと乗り込みます…。
この場所は泉大津の国道26号沿いのラブホテルが立ち並ぶ一角で、道路からもカラフルな建物が沢山見れますwそのうちの1つが砂川所有のホテルだったみたいですね。
番外編
今回の探索では行かなかった場所や、太平市以外の場所も、グーグルマップを通じてご紹介──。
ヨウコがアキラとクロちゃんを迎えに来た場所──府道39号岸和田港塔原線?
9巻87話で登場。
山籠もりに行ったアキラとクロちゃんを、ヨウコがハコスカで迎えに行ったシーンで登場します。
漫画内では鹿面樹(かつらぎ)山となっていますが、これは岸和田・貝塚・紀の川に跨る和泉葛城(いずみかつらぎ)山の事ですね。
この府道39号岸和田港塔原線は前作「なにはともあれ」でトノハタ峠として登場した場所で、ここからほんの少し山側へ行けば記事の最初で紹介した画像の場所に着きます。
フェンス・道路標示・電柱…全て漫画と当てはまるのですが、次のコマで出てくる「アキラとクロちゃんをピックアップする場所」が見つからないので、もしかしたらこの府道39号では無いのかもしれません…。
殺し屋"二郎"が降りた駅──新大阪駅
14巻142話で登場。
砂川に雇われた殺し屋"二郎"は、抱えた大きな荷物をタクシーのトランクに詰め込むと、「太平市のこの住所まで──」と運転手に伝えます…。
おそらく新幹線で大阪までやって来て、荷物が多いためタクシーに乗ったのでしょうが、新大阪駅から太平市まではリアルに結構距離があるので、殺し屋ってホント儲かるんでしょうね…w
アキラと若頭が密会した場所──阪神高速4号湾岸線泉大津PA(北行)
16巻163話で登場。
若頭がアキラに「適当に高速流してくれ──」と言い、2人を乗せた車は4号湾岸線を大阪市内方面へと走り出します。
〆
太平市を巡る聖地巡礼、如何でしたでしょうか──。
ホントに漫画に出てくるシーンがそのまま現実世界に存在する感じで(逆なんですがw)、南先生の太平市に対する思い入れが深いのが良く分かる巡礼やった──。
という訳で「ザ・ファブル The second contact」にて、次はどんな太平市の場面が出てくるのか楽しみです!
まだまだ場所が分からない場所も多いので、是非とも皆様太平市の聖地を巡礼してみては如何でしょうか…。
それじゃ~~今回はこの辺で──…。
また次回───。